無人化養生システム養生ヘルパー
概要
コンクリートの湿潤養生時に養生シートの濡れ具合を自動で判定し、養生水を自動で給水・停止するシステムです。
特徴
コンクリートの湿潤養生時に養生シートの濡れ具合を自動で判定し、養生水を自動で給水・停止するシステムです。
- 養生シートの湿潤具合を自動で計測し、任意で設定した値になると昼夜を問わず自動で給水を行います。
- 作業所閉所時も自動で給水を行えるため休日の確保も確実に行えます。
- オプションで養生シートの湿潤状態をログデータ(TXTファイル)で保存することができるので養生終了後Excel等を利用しグラフを作成することができます。
使用例
使用方法
- 通常の給水養生と同様に養生シートを敷設します。
- 本体、バッテリー等を接続します。
- 養生シートに湿潤センサーを取り付けます。
- 給水開始値・停止値の設定を行います。(初回のみ)
- プログラムタイマーのセット(必要に応じ)
- 所定の養生日数まで養生水の確認を行ってください。
動作環境・適用条件
- 使用温度範囲 -10℃~50℃
- 使用湿度範囲 10~80%RH(結露しないこと)
- 本体電源電圧 DC12V
- 水中ポンプ電源電圧 DC12V
※上記水中ポンプと給水ホースの併用で150m2程度まで
養生可能(揚程がない場合) - 養生シート湿潤度測定間隔 1秒毎
オプション使用時
- GPS受信可能箇所
- SDカードはFAT32形式
- SDHC32GBまで対応
活用の効果
経済性 | 省人化・省資源化により養生コストを削減する。 |
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品質 | 一定の範囲の湿潤度が常時維持できるため、従来の就業終了後の養生シート の湿潤度低下を防止する。 |
安全性 | 省人化により危険率が低下する。 |
施工性 | 養生シートの湿潤度を自動計測し自動給水するため、簡易・確実な湿潤養生 作業となり施工性が向上する。 |
周辺環境への影響 | 余剰水の垂れ流しを抑制し、省資源化で給水車両による養生水の補給回数が 減少することにより、給水車両の運転に伴うCO2の発生を抑制する。 |
SDカードによるログ使用時
- オプションのSDカードを使用すると計測した湿潤度を記録することができます。
- TXT形式で保存されるのでExcel等で読み込み、下図のようにグラフ化することが可能です。
※GPSの受信状況によりログが記録されない場合があります。
※給水の開始値を300に設定し、停止値を100に設定した室内での作動実験結果のため、現場でのログと異なります。
機器一覧
- 養生ヘルパー本体
- バッテリーボックス
- 本体用ソーラーパネル(25w)
- 配線一式
※写真は開発中の物です。